テグレトールの画像

テグレトールは、抗てんかん薬や三叉神経痛治療薬として幅広く使用されている薬です。該当の病気をお持ちの方やそうでない方もテグレトールについて知り詳しくなりましょう。

熱性痙攣にダイアップ、てんかん小発作にテグレトール

テグレトールは、抗てんかん薬の中でも、Naチャネル阻害薬と呼ばれる部類の薬で、細胞内のナトリウム受容体に作用して、ナトリウムイオンを遮断する働きがあります。
従来、脳内ではプラスイオンのナトリウムやカルシウム、マイナスイオンの塩化物イオンなどが電流をコントロールしていますが、何らかの要因によって、プラスイオンが一定量を越えてしまい、興奮性のシグナルが増えて発作が起こってしまいます。
テグレトールは、プラスイオンであるナトリウムの受容体を遮断することで、興奮性のシグナルを抑制する作用があります。
テグレトールは、抗てんかん薬の中でも、部分発作や興奮状態を抑える働きがあり、主に特発性部分てんかんの第一選択薬として処方されています。
中でも、精神発作などが多い小児てんかんにテグレトールがもっとも多く処方されますし、顔面の神経がこわばって強い痛みを伴う三叉神経痛にも処方されています。
テグレトールが効果を発揮する、側頭葉てんかんは、無意識のうちに行動や動作を行う症状が特徴で、口をモグモグさせたり、意味のない行動をとる、体が全く動かなくなる、認知障害などといった症状に非常に効果があります。

小児てんかんは、必ず治療が必要なケースとそうでないケースがあります。
身体的な原因のあるケースの場合、てんかん発作を止めるような制御がしにくく、大人になってもてんかん発作が続くような難治性のものは、適切な治療が必要となりますが、小児欠神てんかんやローランドてんかんのような、思春期を経て大人になる過程で次第に症状が消えていくような小発作は、特に治療をしなくてもすむ場合があります。
子供のけいれんには、てんかん発作以外にも熱性けいれんがありますが、その場合にはテグレトールではなくダイアップが処方されます。